【講座紹介】自己肯定感を支えるセルフコンパッション


こんにちは!アイトライ武蔵浦和センターです。
アイトライ武蔵浦和センターでは、「自己肯定感とセルフコンパッション」をテーマにした講座を実施しました。仕事や日常生活の中では、「うまくできなかった」「ミスをしてしまった」「周りより遅れている」と感じることがあると思います。そんなとき、起きた出来事だけではなく、「自分はダメだ」「何をやってもうまくいかない」と、自分自身を否定する方向へ考えが広がってしまうこともあります。

今回の講座では、自己肯定感を上げていくために、「結果」と「自分自身の価値」を分ける考え方を学ぶこと、自分へ思いやりを向ける方法を学ぶことから始めました。

自己肯定感とは?

自己肯定感とは、自分自身を価値ある存在として尊重する感覚です。
つまり、良いところも苦手なところも含めて、ありのままの自分を認め、自分には価値があると思える感覚のことです。
大切なのは、物事がうまく進まなかった場合にも、「うまくできない自分にも価値がある」と認められること。

例えば、仕事でミスをしてしまった場合、「ミスをした」という事実と、「ミスをするような自分には価値がない」という評価は同じものではありません。ミスをした原因を確認した上で、次にできることを考えること。自分自身の価値を否定せず、前向きな一歩を踏み出す気持ちが大切です。

また、自己肯定感はいつも一定とは限りません。

比較的気持ちに余裕があるときには、ミスをしても「直すところを確認しよう」と考えられる一方、疲れていたり気持ちが落ち込んでいたりすると、「自分は全部ダメだ」と感じやすくなることがあります。

そのため、自己肯定感を単純に「高い・低い」と評価するのではなく、今の自分がどのような状態なのかに気づき、必要に応じて休む、予定を調整する、人に相談するといった選択肢を持つことも大切です。

自己肯定感を細かく分けて考える

講座では、「自己肯定感の木」を使ったワークにも取り組みました。

一概に「自己肯定感を上げよう」と考えても、なかなか難しいものです。そこで、自己肯定感を「自尊感情」「自己受容感」「自己効力感」「自己信頼感」「自己決定感」「自己有用感」という6つの視点から振り返り、今の自分にすでにある力や、これから少しずつ育てていきたい部分を整理しました。

整理してみると、「今の自分にはどのような力があるだろう」「これから、どの部分を少し意識してみよう」と、自分自身を見直すための一つのきっかけになります。自分が、どのような考え方や感じ方に目を向け、改善していくとよいのかを整理することで、自己肯定感を育てていくためのヒントも少しずつ見えてくるのではないでしょうか。

自己肯定感を上げるセルフコンパッション

そして後半では、セルフコンパッションについて学びました。

セルフコンパッションとは、つらいときや失敗したときに、自分にも思いやりを向ける考え方です。

講座では、「今つらいと気づく」「自分だけではないと思い出す」「自分にやさしい言葉をかける」という3つの視点から考えました。

例えば、仕事でミスをしたとき、

「なんでこんな失敗をしたんだ」
「自分はダメだ」

と責め続ける代わりに、

「言われてつらかったよね。まず一息つこう」
「修正するところはある。でも、自分全部がダメなわけではない」
「まず一つ直そう。困ったら質問しよう」

と、少しだけ自分への言葉を変えてみます。

ここで大切なのは、セルフコンパッションは、ミスをなかったことにしたり、自分を甘やかしたりすることではないという点です。

修正が必要であれば修正する。謝る必要があれば謝る。分からないことがあれば確認する。そのうえで、必要以上に自分自身を責めるのではなく、気持ちを立て直し、次にできる行動へ目を向けていきます。

講座の最後には、「仕事でミスをして落ち込んでいる友人」「体調を崩して仕事を休み、周囲に申し訳なさを感じている友人」といった場面を想定し、どのような言葉をかけるかを考えるワークも行いました。

友人がつらそうにしているときには、自然と「大丈夫?」「つらかったね」「何かできることはある?」と声をかけられることがあります。

そのような他者に向ける思いやりを、自分自身にも少し向けてみることがセルフコンパッションの考え方です。

自己肯定感の波を理解し、自分を正しく評価する

自己肯定感は、いつでも高く保たなければならないものではありません。うまくいかない日や気持ちが揺れる日があっても、その一日だけで自分全体を評価せず、今の状態を確認しながら、できることを一つ選んでいくことが大切です。

アイトライ武蔵浦和センターでは、就職活動に必要な知識やビジネススキルだけでなく、自分自身の特徴や状態を理解し、働き続けるためのセルフケアや心理教育について学ぶプログラムも実施しています。

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